アカザ (藜)
皆さんご存じでしょうか?見たことはありますか?
昔は雑草として道端に生えていたようです。
「やどりせむあかぎの杖になる日まで」 芭蕉の句
花言葉は・・・恥じらい
花期 9月から10月
薬効は全草で 健胃・歯痛・虫さされなどです。
アカザもあれば『シロザ』もあるようです。アカザはシロザの変種だそうです。
【利用部位】に葉はゆでて食べることができ、味はほうれん草に似た味とあります。
ー 余談ですが(-ω-)/ ー
以前、園で大きく育っているマリアアザミを食してみました。(葉に棘がある為少し触れるだけで非常に痛く、可哀想ですがあまり良い印象はありませんでしたがある日、食べてみようと恐々実食( *´艸`))
筋張ってはいたものの アスパラの味を薄くしたような。。お浸しにあいそうでしたよ♡
※ (;・∀・) 今回アカザは食していません(中毒疹が出るようです)
アカザは夏の七草でもあるようです。種も食べていたそうですよ。
戦時中は救荒食物として栽培もされていたようです。ですが、中毒疹を発症すること、ほうれん草などの葉物が普及したことなどにより食べることがなくなっていったようです。
!危険!
※アカザ中毒疹がありますので安易に食さないようご注意ください。
この雑草。。。本当に不思議な植物です。
春、今年も葉っぱが出てきているなぁ( *´艸`)と思っていたら 秋以降にはいつの間にか自身の背をも超すほどの樹木になっています。(約1.7m)
(;・∀・) え?え? 貴方はどなた??? 焦
ついこの間まで下の方で葉っぱを広げてましたよね。。。
途中で折れてしまった幹です。
外側は固く、触るとツルツルとしていて若干光沢があります。
内側の白く見えるところは、冬瓜の中心にある柔らかい部分に似ているような。ですが水分は無くスカスカの状態です。
指で押すと指の形が残ります。折れて時間が経ったものでも押すと簡単にへこみます。不思議(*’ω’*)
そのなんとも不思議な植物、アカザが杖となるそうです。
水戸黄門様が使用していた杖は アカザで作られていた(※諸説あり)
では、何故杖としてアカザが選ばれたのか!
解明すべく作ってみました(‘◇’)ゞ
先ず枝と根をノコギリで落とし、ニスを塗りました(*´▽`*)
切った枝の跡をささくれだたないようにする為、小刀で削ぎました。幹に歯をあてるとスーッと削ぐことが出来ます。瓜を切っているような感覚です。普通の樹木ではそう簡単に出来ません。
この出来上がった杖、長さは120センチ、なんと重さは22g。
とにかくビックリする程軽いです!!!
一年草が大きく育ち木質化し、頑丈な杖に!!!
幹がツルツルしているので杖として持った時に棘などの心配も全くありません。
体重をかけて杖をついても、そう簡単には折れなさそうです。
杖はアカザに限る。。。アカザで作るなら杖に限る
因みにシロザは枝には適さないそうです。面白いですね。
と、いうことで出来上がったアカザの杖を使って歩いていただきました( *´艸`)
スタッフ) 杖を持った感想は?
社員) 杖とは思えないほど軽かったです!
是非皆さんもハーブ園に来て、手に取ってみてください!
水戸黄門様も軽くて頑丈な杖を使って さぞ軽快に歩かれていたことでしょうね!!(*´ω`)
※制作は はちべえさんかしら。。。
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