メスは黄色と青緑色(濃い灰色)のしま模様があり、お腹のうしろの方には鮮やかな赤色のワンポイントがあります。足は黒くて、関節のまわりが黄色くなっています。この派手な姿が、昔の身分の高い女性(女郎)の美しい衣装に似ていることから、その名がついたと言われています。ジョロウグモの網(巣)はとても大きく、直径1メートルを超えることもあります。横からよく見ると、メインの網のほかに、前後に「補助的な網」が張られていて、3層の立体的な構造をしています。網の糸は黄色みがかっているのが大きな特徴で、光が当たると金色に輝いて見えます。網にセミ、トンボ、チョウなどの昆虫がかかると、すばやく近づき毒のキバで噛んで麻痺させます。その後、糸でぐるぐる巻きにしてから、中身を溶かして吸うように食べます。秋になると、大きなメスの網の端っこに、小さくて地味なオスが何匹もこっそり暮らしているのを見かけます。オスはメスに食べられないように注意しながら、交尾(子どもの卵を作るための行動)のチャンスをうかがっています。冬が近づくとメスは木や建物に卵を産み、大人のクモは寒さで死んでしまいます。冬を卵の姿で越すと、春にはたくさんの赤ちゃんが生まれてきます。ジョロウグモは、エサを捕まえるための「毒」を持っていますが、人間を攻撃してくることはありません。無理につかんだり、いたずらをしたりしなければ、噛まれることはないので安心してください。(もし間違えて噛まれても、少し赤くはれる程度で、命にかかわるような強い毒ではありません)